売春は人類最古のビジネス

援助交際を語る上で、その起源となる売春のことを知る必要がある。
売春とは性行為の代償として金品を得ることだが、その歴史は古く、人類最古のビジネスといわれている。まだ貨幣がない物々交換の時代に交換する品物がないため、代わりに身体で払うといったのがはじまりであったという。

その頃はまだ一夫一婦制なんてものはなく、従って貞操観念などもなかった。よって、罪悪感もなく、売春は生きていく上でごく普通の行為という世界であったようだ。

それから、時代はどんどん進むが売春という行為は消滅することなく、吉原などの遊郭や赤線、青線などで、お上公認の売春ができる時代が到来する。しかし、それも1956年に売春防止法が施行され衰退していった。

テレホンクラブの出現

如何に法律で取り締まろうと、人間の性欲には勝るものはないようで、形をかえソープなどの風俗店やデートクラブなどで、アイデアをこらした売春行為が行われ、今日まで厳然と存在し続けている。

1980年代半ばバブル絶頂の頃、テレホンクラブなるものが出現した。略してテレクラであるが、そのコンセプトは男女の出会いを電話で仲立ちするというものである。予め男性を会員登録させ、店内(テレクラ)で待機させる。そして、女性から、かかってくる電話を待つのである。

女性に対しては素敵な男性に巡り会えますなどのキャッチコピーの広告を新聞や雑誌に掲載し気軽に電話がかけられる仕掛けを施し、布石を打ってあるのだ。
詳しくはこの記事⇒援助交際をする女性

その甲斐あってか、じゃんじゃん女性からテレクラに電話がかかってくるのである。かかってきた電話を男たちが、我先にと競って取り合うのだ。

うまく電話をキャッチすることができた男はワクワク感いっぱいで話をはじめる。そして、会ってみようということになりデートが成立。運が良けりゃその日の内にベッドインできるぞ、なんて期待は膨らむのだ。

援助交際の始まり

このシステムに目を付けたのが女子高生である。中でも家出した女子高生などが電話代が無償であることに目を付け、どんどんかけまくり言葉巧みに男を誘い出したのだから評判になった。

誘われた男たちは鼻の下を長くして、女子高生の若くピチピチと弾む肢体に夢中になり、また次も会ってくれるかい、なんちゃってお小遣いをあげるのである。

いや、初めから女子高生の方からン万円でセックスさせてあげるなんてアプローチをしてくることもである。これは、まぎれもない売春行為だ。

ところが、豊かな感性の持ち主である彼女達はこの売春ということを「援助交際」と呼ぶようにしたのである。略して援交であるが、実に言い得て妙である。

自分たちはお互いの承諾の下、自由恋愛をしてるのであって、性行為はその結果当然起こりうる行為である。従って性行為の代償として金銭を貰っているのではない。あくまでも生活費を援助してもらっているのだ。と、主張するのである。なるほど、そういえばそうか?と妙に納得できるようだ。

かくして、この援助交際という言葉は世間にどんどん広まり、なんと1996年の流行語大賞に選出されるまでになったのである。

そして時代は21世紀。インターネットが流行り出すとテレクラは斜陽になり、代わりに登場したのが「出会い系サイト」だ。

今度は電話に代わりメールが主流になった。男と女の出会いにはなくてならないツールである。そして、援助交際にもメールは強い味方となり、大活躍をしている。
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